- 2017-5-16
- 岡城 ドローン空撮, 岡城ヒストリー -歴史探訪-
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写真中央、阿蘇くじゅう国立公園のくじゅう連山(久住/九重)の山、大船山と黒岳を背景にした山の上に、日本史最強の伝説的武将と言われる源為朝(みなもとのためとも)が築城したと伝わる「騎牟礼城(騎群城/きむれじょう)」があります。
岡城(九州竹田城)から3km程西、阿蘇火山由来(阿蘇溶結凝灰岩)の切り立つ岩山の上にある騎牟礼城は、地元の豊岡地区のシンボルとして親しまれ、地元の人と豊岡小学校の卒業生による植樹で、春には桜、秋には美しい紅葉が見られる城跡となっている。
【為朝伝説】鎮西八郎為朝の猿退治 阿蘇から姫を娶った 源為朝 阿蘇熊本の民話
朝廷や親族から手のつけられない暴れん坊と、13歳で九州に遷(うつ)された源為朝ではありますが、困っている人を見捨てて置けない優しい一面があったようで、その一面を覗かせる逸話が残されています。
阿蘇神社を祀る大名の阿蘇宮司家では、1匹の猿を飼っていましたが、ある時逃げ出して大暴れしたうえ、ついには宮司家の子供を食い殺し、神社の横の塔の上に居座ってしまったそうです。
阿蘇宮司は、「猿を退治した者には姫を娶(と)らせよう」と触れをだしました。
そこに通りがかった隣の豊後国に住む源為朝、自身のペットの鶴を放ち、猿を追い落とさせ、一矢放って見事に猿を成敗。喜んだ阿蘇宮司は為朝に姫を娶(と)らせ、為朝は坂梨(騎牟礼城から西に30km程)に館を構え姫と暮らしました。その後、為朝と阿蘇宮司家は九州での勢力を伸ばす事となったそうです。
この時活躍した鶴は、阿蘇宮司家に贈られ、以来、阿蘇では鶴に感謝し、鶴の捕獲を禁じて保護したと言われます。
参考:くらしのあゆみ 一の宮 鎮西八郎為朝の猿退治
源為朝が登場 または 題材とされた書物・作品
保元物語(作者不明)
椿説弓張月(曲亭馬琴作・葛飾北斎画)
強弓伝 源為朝(朴念仁)
為朝二十八騎(佐野絵里子)
ST 為朝伝説殺人ファイル 警視庁科学特捜班(今野敏)
ほか。
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騎牟礼城 Googleマップ