- 2016-4-26
- 豊後food記 -奥豊後周辺の食-
- とうきび, トウモロコシ
すごうの力の源、トウモロコシ
時は幕末か明治の黎明か、毎年秋に行われる奉納相撲
えいや! ずどん!
「今年もすごうが優勝じゃ!」
「こんとうきび(トウモロコシ)な、ようけ食っちょんすごうんしにはかなわんちゃ! 」
翻訳:この時期にトウモロコシをたっぷり食べてる菅生の人にはかないません
現在の大分県竹田市の菅生地区一帯は、昔からトウモロコシの産地として気候に恵まれ
特産品として今もスィートコーンの栽培が行われている。
旧来のデントコーンの栽培は今は殆どが飼料用に行われているが、豊富なでんぷん質を含むトウモロコシを沢山食べることが出来たすごうの農民は、収穫期後の村対抗相撲で無類の強さを誇ったそうな。
すごうのトウモロコシはとても美味しい
4月になるとすごうの各農家は一斉にトウモロコシの植え付けを初めます。
苗床を作り、冷え込みの激しい高齢地の気候から苗を守りながら畑を耕して本格的な植え付けの準備をします。
5月、苗の背丈が7~10cmくらいになると、畑に移して大きく育てます。
すごうの気候は海抜550m~650m程の準高齢地で、夏の気候は朝涼しく昼の日照は強く、美味しいスィートコーンを作るのに最適の気候なのです。
7月、種を植えて約80日程で収穫となり、寒気に引き締められた甘みは18°を超え、採りたてのトウモロコシは生でそのまま食べても甘く瑞々しく、九州一円からファンが買い求めに来ます。
8月、お盆までがすごうのトウモロコシのピークです。オススメは7月20~31の頃でしょうか、道の駅でのイベント等も行われて、旬の朝取りトウモロコシを買うことが出来ます。
とうきびの郷すごうHP
http://www.toumorokoshi.org/
すごうのトウモロコシ写真
7月末頃のトウモロコシです。
すごうのトウモロコシ畑の地図